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圧入方式

目次

インサートナットの挿入方法には拡張方式、圧入方式、熱圧入方式(熱溶着・超音波・高周波)などの種類があり、それぞれ必要な道具やコストに違いがあります。ここでは、圧入方式についての解説や、圧入方式に対応した製品および取り扱い企業を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

インサートナットの
圧入方式とは

圧入方式とは、プラスチック素材に金属製のインサートナットを埋め込む一般的な手法です。この方式ではプラスチック素材に適切な径の下穴を開け、インサートナットを垂直に配置してポンチを当てた後、ハンマーなどで叩いてナットを埋め込みます。

圧入方式は保持力とコストパフォーマンスのバランスが良いのが特徴で、産業用途で広く採用されている方式です。作業が比較的簡単で特殊な機器を必要としないため、多様な製品の量産現場で活用されています。

以下は、圧入方式で使用できるインサートナット製品と、取り扱い企業です。

マイクロファスナー

日本国内で製品の企画設計から製造、販売まで一貫して行っています。パソコンや携帯電話、自動車部品など多様な業界に樹脂用インサートナットを中心としたファスニング製品を提供しており、技術力と品質管理体制に定評のある企業です。

圧入方式の主な製品

キャッチサート

キャッチサート
引用元:マイクロファスナー公式HP
https://micro-f.co.jp/product01_07.html

左右対称の形状で方向性がなく、作業性に優れるインサートナットです。M2~M8までのサイズに対応し、圧入方法は熱圧入、超音波圧入、高周波圧入、冷間圧入から選べます。受注生産にてM12にも対応可能です。

対応サイズ M2、M2.5、M3、M4、M5、M6、M8(受注生産でM12対応可)
対応素材 黄銅(C6801)、アルミ合金(受注生産)、ステンレス鋼(受注生産)
主な圧入方法 熱圧入、超音波圧入、高周波圧入、冷間圧入

マイクロサート®

マイクロサート®
引用元:マイクロファスナー公式HP
https://micro-f.co.jp/product01_02.html

小径サイズを中心としたローレット形状で樹脂への食いつきと強度に配慮したインサートナットです。圧入では主に熱圧入や超音波、高周波による挿入に適し、位置決めに配慮したガイド径(C寸法)の設計で安定した組み付けを狙えます。

対応サイズ M1.6、M2、M2.5、M3、M4
対応素材 黄銅(C3604 等)
主な圧入方法 熱圧入、超音波圧入、高周波圧入

マイクロファスナーの
インサートナットについて
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東海金属工業

カム式自動旋盤150台を保有し、精密な加工技術を強みとする製造企業です。静岡県内に本社と三島工場などの生産拠点を構え、安定した供給体制を実現しています。販売はグループの東海物産株式会社が担います。

圧入方式の主な製品

ビットインサートSB

ビットインサートSB
引用元:東海物産株式会社公式HP
https://www.tokai-mmc.co.jp/insert/seihin_sb.html

適合樹脂は熱可塑性樹脂で、低コストで取り扱いが容易な汎用タイプのインサートナットです。材質は黄銅(鉄・ステンレス)。圧入方式と熱圧入方式に対応します。

対応サイズ M1.4、M1.6、M1.7、M2、M2.6、M3、M4、M5、M6、M8
対応素材 黄銅(鉄・ステンレス)
主な圧入方法 圧入方式、熱圧入方式

ウェーブビットWB

ウェーブビットWB
引用元:東海物産株式会社公式HP
https://tokai-mmc.co.jp/insert/seihin_wb.html

ポリカーボネイトの圧入に適した形状で、圧入時の樹脂ストレスを抑えるローレットを採用しています。材質は黄銅で、圧入による実装のしやすさと熱圧入にも対応する汎用性を備えます。

対応サイズ M2、M2.5、M3、M4(※M2.6製作可)
対応素材 黄銅
主な圧入方法 圧入方式、熱圧入方式

東海金属工業の
インサートナットについて
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第一工業 鋲螺事業部

「技術開発力」「生産技術力/製造技術力」「品質管理力」「調達力」の4つの強みを生かし、60年以上ネジを製造している専門企業です。品質確保のために様々な取り組みを行っており、提案から製造までトータルサポートを行っています。

圧入方式の主な製品

SSOOナット

SSOOナット
引用元:第一工業 鋲螺事業部公式HP
https://screw.daiichikogyo.co.jp/product/ssoo_nut

鉄製で、材料単価は真鍮製と比べて約1/7というコストパフォーマンスの高さが強みです。高い耐トルク性能や抜け強度が評価され、自動車やEV車、FCV車への採用事例もあります。圧入方式の用途で安定した固定が得られる設計です。

SSDSナット(薄肉型アウトサート)

SSDSナット(薄肉型アウトサート)
引用元:第一工業 鋲螺事業部公式HP
https://screw.daiichikogyo.co.jp/product/ssds_nut

片側肉厚1mmの薄肉設計で、同時成形・後埋めの両方に対応します。サイズはM4〜M8、材質はSWCH10Rで、圧入で安定した固定が得られるよう樹脂との係合形状に配慮しています。

カーマン

インサートナットのほか、様々な精密ネジ・精密部品などを取り扱う専門商社です。多くのネジ製造・加工メーカーと連携して幅広い要件に対応できる体制を整えています。

圧入方式の主な製品

ダッヂビットインサート

圧入方式や熱溶着方式に対応したインサートナットです。材質は黄銅(鉄・ステンレス)で、適合樹脂は熱可塑性樹脂となっています。

圧入タイプ(規格品)

成形後インサートの規格品として圧入タイプを取り扱います。材質や適合樹脂はカタログに準拠し、熱可塑性樹脂への適用に対応します。現場では圧入による取り扱いの容易さと再現性を重視した選定が可能です。

カーマンの
インサートナットについて
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コストを抑えるインサートナットメーカーを厳選紹介

当サイト「NUT MAGAZINE」では、コストを抑えてくれるインサートナットメーカーを、サイズ×ロット数別に3社厳選して紹介しています。インサートナットメーカー選びに困っている方はぜひ参考にしてみてください。

サイズ×ロット数別
インサートナットメーカー3選

既存品では解決できない
設計・強度・納期課題に
インサートナットメーカー3選
試作では入るのに量産で割れる、強度が足りない、サイクルが安定せず納期が崩れる……。 既存のインサートナットや現行メーカーでは解決しにくい設計・強度・納期の課題は、ナットそのものではなく、工程や構造、再現性に原因があることが少なくありません。そこでこうした根本課題を技術面から解決できるインサートナットメーカー3社を、役割ごとに整理して紹介します。
設計で不良を防ぎ量産条件を
数値化して立上げを短縮したい
生産技術・製造技術部門向け
マイクロファスナー
キャッチサート
引用元:マイクロファスナー公式HP
(https://micro-f.co.jp/product01_07.html)
特徴
  • 設計~量産立上げまで一貫対応し、柱形状・下穴・ナットのかかり方を最適化。指定樹脂で試作して強度(引抜・回転)と外観を事前確認し、温度・時間・押込・下穴を数値化して量産へ展開。手戻りを抑え、立上げを短縮。
  • 圧入装置と治具を自社設計し、温度・時間・押込速度を管理。属人差・外観ムラ・緩みを抑え、同じ入り方を再現しやすくする。国内企画×海外供給(日本責任)体制で、確定条件を複数工場に横展開しやすく、継続供給も可。

公式HPで設計〜量産
体制を確認する

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構造が難しい部位の強度を
試験で確かめたい
機構設計・樹脂設計・CAE部門向け
東海金属工業
東海金属工業
引用元:東海金属工業公式HP
(https://www.tokai-mmc.co.jp/insert/insertnut.html)
特徴
  • 構造課題に合わせて適した型式(高保持/薄肉対応/PC向け など)を選定できる。これにより、抜け・回り・割れのリスクを設計段階から抑えやすくなる。
  • 引抜・回転トルクの社内試験に対応しており、必要強度と条件(例:下穴・板厚・圧入条件)を量産前に決められる。その結果、立上げ直前の手戻りを減らし、設計確度を高めやすくなる。

公式HPで強度試験を
確認する

電話で問い合わせる

型番を早く決め、切替作業を
減らして生産を安定させたい
購買・調達部門向け
タンゲ製作所
タンゲ製作所
引用元:タンゲ製作所公式HP
(https://www.tange-ss.jp/detail.html)
特徴
  • PFはM1.2〜M3、HGはM3〜M6をそろえ、HGはRoHS対応。用途や規制条件に合わせて型番を短時間で固定しやすく、設計変更が出ても選定が滞りにくくなる。
  • PFはプレス工程内でギザ加工・穴開け・タップまで完結。段取りが減り、1サイクル時間が安定し、台数を積み上げやすくなる。その結果、納期計画の確度が上がり、発注側と生産側のスケジュールを合わせやすくなる。

公式HPで型番詳細を
確認する

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