1959年の創業以来、60年以上にわたり特殊ネジや冷間圧造部品の製造を行ってきた太陽精工。自動車メーカーをはじめ、自転車や家電メーカーといったさまざまな企業に製品を提供しています。
本記事では、太陽精工のインサートナットの特徴や製品の導入事例についてご紹介します。
太陽精工は、創業以来60年以上にわたって特殊ネジの加工・製造を行ってきた会社です。長年の実績をベースに築き上げた独自の設計力と応用力で、顧客のニーズにあわせた成形加工を提案できます。
技術力向上のために従業員の「人間力」の育成にも取り組んでいるとのこと。持ち前のやる気で難しい依頼であってもチームで力を注いでくれる会社です。
太陽精工の主力設備は、冷間圧造の2ダイ3ブローヘッダー。多段式ホーマーでないと成形不可能といわれるネジであっても、設計力と応用力を活かして機械の性能に依存することなく加工できます。
多段式ホーマーで製造するよりも大幅にコストを抑えて加工を実現。二次加工を加えることで冷間圧造の欠点を補い、形状や精度面で劣らないよう品質を追求します。
冷間圧造加工とあわせて太陽精工が注力しているのが、転造加工による高精度な加工成形です。本来であれば冷間圧造や切削で行う溝入れ加工やツバ部の成形も、これまでに培ってきた技術力を応用して転造加工で対応できます。
転造加工を用いることで、コスト削減と高強度の両方を実現できるとのこと。技術の応用によって、顧客のコストカットや生産性向上にも寄与してくれる企業です。
太陽精工は、長年にわたり培ってきた技術力と持ち前の応用力を活かし、特別な機能を備えた機械・設備でなくとも高精度なインサートナットを供給できる会社です。顧客の生産性も考慮したうえで、コスト最適化も図ってくれます。
なお当サイトでは、コストを抑えてくれるインサートナットメーカーを、サイズ×ロット数別に3社厳選して紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
左右対称の形状で方向性がなく、作業性に優れるインサートナットです。対応サイズもM2~M8までと幅広く、圧入方法は熱圧入、超音波圧入、高周波圧入、冷間圧入から選べる点も特徴です。
対応サイズ | φ17.5 |
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対応素材 | ステンレス |
主な圧入方法 | 記載なし |
ツバ(フランジ)がついたタイプのインサートです。熱圧入と冷間圧入のどちらでも使用可能であり、取り付け部分との接触面積を大きく取れることから、端子等比較的ボルトを頻繁に脱着する箇所に有効なインサートナットです。
対応サイズ | φ10 全長18mm |
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対応素材 | 低炭素鋼 |
主な圧入方法 | 記載なし |
外周ローレット形状が正逆反対方向になっているため、高い引っ張り強度、トルク強度を発揮するインサートナットです。インサート挿入部はガイド付きなので、圧入時の仮置きでは安定して垂直に入り易くなっています。
対応サイズ | M4 全長5mm |
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対応素材 | ステンレス |
主な圧入方法 | 記載なし |
空圧制御設備向けのインサートナットやモビリティ向け高精度インサートカラーの製造を行っています。冷間圧造のほか、切削加工での特殊締結部品の生産にも対応。仕上げ工程への加工など、メーカーごとの細かな要望に応じた製品づくりが可能です。
所在地 | 京都府京都市南区吉祥院蒔絵町21 |
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電話番号 | 075-681-1416 |
公式HP | https://www.taiyoseiko.co.jp/ |
主流のNC施盤に加え、安定した精度と低コストを実現するカム式施盤を保有。月1,000~数十万個程度に対応しています。また、為替の変動に合わせて台湾・タイ工場に製造ラインを変更し、更なるコストダウンを提案します。
マツダでは、金型製造から自社一貫で対応しています。量産ラインの立ち上げスピードが早く、大量生産でもリードタイムを大幅に削減可能。また、簡易型の使用により、ヘッダー加工品で一般的に懸念点になりがちなイニシャルコストの削減を実現しています。
プレス加工を唯一採用しているタンゲ製作所(※)。プレス、タップ、ローレットの複数工程の同時加工を可能としています。さらに、24時間無人生産ラインを有すことで、人件費を削減し低コストでの大量生産を実現しています。
※Google検索で「インサートナットメーカー」と検索した際に表示されるメーカーの中で唯一。編集チーム調べ(2024年10月時点)。